3年科学通信 発行平成12年5月吉日

Hするって何ですか。

女房子供もいる善良な会社帰りのサラリーマンを待ち伏せして襲い、暴行を加え金品を奪う。最悪の時には、死に至らしめる。これをマスコミが「おやじ狩り」と名付けた。まさしくこれはゲーム感覚である。

女子中高校生が中年のおじさんと、気軽に売春をして大金をもらい、そのお金を遊びに使ったり、月数万円の携帯電話の通話料にあてる。これをマスコミは「援助交際」と名付けた。いいことをしているかのように錯覚させる「援助」とは何だ。これもゲームか。マスコミの言葉遊びもいい加減にしろである。

そして、最近よく耳にするHする」という言葉。かつてエッチと言えば「スカートめくり」だったりした。「生命をつくりだす神聖な行為」をスカートめくり感覚で「エッチする」と言っていいのだろうか?これもゲーム感覚である。今、芸能人が好んで「エッチした」かと番組の出場者に聞いたりする。SEXという言葉の響きに抵抗があってか、嫌らしい響きに日本人には感じるのか最近はSEXと言う言葉はあまり聞かない。英語のSEXという言葉には色々意味があって決して性行為に限った意味ではない。飛行機に乗る時の手続き書類などにSEXと書いてある欄がある。これは性別を聞いているだけだが、日本人は「週3回」とか書いて大恥をかいたという話を聞く。

今、理科で生殖・発生の勉強をしています。教科書にはカエルやウニのことしか書いてありません。肝心の人間という動物のことは殆ど書いてありません。それはおかしいことです。自分はどうやって生まれてきたのかはずっと秘密なのですか?

自分の命はご先祖様、約70億人の命から成り立っていることを教えました。もしも、自分という存在、掛け替えのない命が生まれる行為そのものが「嫌らしいこと」「恥ずかしいこと」だとしたら自分は「嫌らしさの固まり、結晶」「恥ずかしさの固まり、結晶」と言うことになります。親も教師も今にわかるから、大人になれば自然にわかると言って子供にほとんど肝心な事を教えません。子供はコンビニでも簡単に買えるいわゆる「エロ本」「H本」などから興味本位の誤った知識を覚えます。それでいいのですか。その結果が「援助交際」につながるのではないですか?

いつ、誰が、どこで教えるのですか。

誰も、詳しいこと、本当のことを教えてくれないので根本満教授が教えます。シリーズで相当な時間を費やして教えます。子供に配った資料は後でご家庭に持ち帰らせますので是非読んでみて下さい。子供と会話してみて下さい。