「C組クラスしょうかい」 A・Y

 根本満ひきいる一年C組は、とてもユーモアがあり、楽しいクラスです。ときどき楽しすぎて、うるさくなってしまう事もあるけれどそれはそれでいいと思います。
 また、C組にしかない楽しさ、おもしろさがあります。
 一つは合唱コンクールで歌った「チコタン」の事です。この曲で歌おう!と決まった時は、正直あまりいい気持ちはしませんでした。でも歌っていくうちに皆が皆、熱心に取り組むようになりクラス全体が「チコタン」で染まっていくように感じました。学級通信でもいくども「チコタン」の事が取り上げられました。シンプルだった壁も「チコタン」の歌詞や絵でうまっていきました。合唱コンクールでは優秀賞をもらい、今では時計の横にがく入りで飾ってあります。でも、もっとおどろく事がありました。先生が「チコタン」の絵本を取りよせて持ってきたのです!私はその絵本の値段の高さにもビックリ!クラスの皆がよろこびました。
 C組のおもしろさはこれだけではありません。学期に一回行われるその名も「エキサィティングドッヂボール。」このドッヂボールは、ボールを二個つかって遊ぶスポーツです。小学校の時も何回か同じものをやりましたが、中学では先生も交互に二つのチームに入り参加するのでとても楽しいです。例えばボールが前に行ったと思ったら後ろからまたは横から来たりと。まさに「エキサイティング」。
 面白いのはゲームだけではありません。男女関係なくボールを投げまくる根本先生も面白いです。 「皆には手をぬいているんだ。先生が本気を出したらすごいぞお。」と言っている先生でも、なぜかゲームが終わると汗だらだら?になっている根本先生は本当に面白いです。
 根本先生のユーモアはこれだけではありません。
 こんな楽しいC組でも、トロフィーがありません。一番多いクラスは三つもあります。そこで先生に「トロフィーがほしいです!」と言ったら、「ん〜?そんなのほしがってどうするんだあ?」といいながら、次の朝には紙でつくられた優勝カップが三つもありました。このトロフィーには皆とっても大喜び。
 また、クラスでそうじに十分遅れた子が数人。その次のそうじの時間にはストップウォッチを持って何分でそうじの場所にくるか計っている先生がいました。とてもビックリしました。
 楽しさ、おもしろさ満点のC組。これからも笑顔のC組でいてほしいです。2002年2月24日

(平成14年S中学校学校文集に寄せて)